寒い冬の日

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小雪の降る寒い冬の日、
私より二つ年下の彼女は、煙となって空に昇って行きました。

花の中で、太陽の様に微笑む彼女が
葬儀会場の真ん中で光を放っているようです。
働き盛りのご主人、まだこれからいろんな出来事があるだろう娘さん達三人は、
どんな思いでこの写真を選び出した事か。
遺影は、
あんなすてきな笑顔を写し取っていた
温かい家庭と、彼女の人柄を
物語っていました。

彼女とは、子供達のスポ少でご一緒し、
その後私達が関わっている福祉施設の指導員
として、仕事で助け合ってきました。
畑、まき作り、羊毛加工と、共通する分野で
協力したり、福祉施設の中での悩み事
や、苦労を聞いたり、、、。
どこかで同志のような感情を持っていた人でした。

突然逝ってしまった彼女。
私が知っているのは、彼女のほんの一部。
でも、私の中に、確実に
彼女は、生きている。
『簡単に出来ないと言わない。
出来る事は、惜しみなくやる。』
改めて、心に刻みましょう。

近いうちに、彼女のご主人と
偲ぶ会をする予定です。

 

2014年の始まり

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早いもので、1月も後半になりました。
新年のご挨拶には、遅すぎるんじゃないの
という時期になってしまいましたが、
『今年もよろしくおねがいいたします。』

朝、羊小屋に行くと、ひっくり返って元に戻れなくなって
もがいている羊がいます。いつも同じ子です。
どうして?
思い当たるの事が1つ、あるにはあるんだけど、、。
その子をよく観察すると、
脇腹に斜めのラインがある。
毛が短くなっているのです。
痒いので、口で毛を引っ張っている。
首の届く位置が斜めのラインになって見えるのです。
想像ですが、夢中で毛を引っ張っているうちに、
バランスを崩してひっくり返る。亀の子状態になり、
起き上がれない。こんな感じでしょうか。
妊娠後期になるとお腹も大きくなり、
ときどきあるのですが、今の時期は
まだ早いのですがねぇ。困りものです。

それと、『痒い』という漢字ですが、
やまいだれにに、羊。
どういうことなんでしょう。
羊の付く漢字は多いのですが、
理由があるようで、「痒い」も理由があるはず。
どなたか知っていますか。
前からの疑問です。

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この子は、朝いつも覗いている。
ちょうどいい位置に穴があいているので、
彼の窓のようなものですね。
餌を待っているのです。

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朝の羊小屋の風景です。

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この冬は二回雪下ろしをしました。
回数は例年通りのかいすうですが、
時期が早かった。今になって落ち着いています。

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オスのアポロ。
9さいになります。
種オスとして良く働いてくれました。
でも、がりがりになってしまって。
がんばっってきてくれたのですから、
ご褒美をあげなくては。
外に連れ出し、特別に餌をあげましょう。

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大寒で寒さのピークですが、
ひつじたちは、元気です。

 
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